テクノスの「ブレイン・ニューロ」は、目視144倍の微細欠陥検出精度と、人間の目の100倍の精度で色ムラを検出可能にし、見逃しも過検出もない自動外観検査を実現している。人間の脳機能を電子回路化した空間フィルタ処理により、正確な位置合わせをしなくとも検査対象物の位置に影響を受けずに自動検査ができる。
自動車や家電製品の他、スマートフォンや太陽電池関連など製造業の製品外観検査やインフラ事業など用途は幅広い。4Kカメラの28台分を同製品1台で検知できる精度を備えている。画素中をさらに分解・検査し微細欠陥を検出、被写界深度が従来の6600倍と深く、立体形状物検査が可能な実用的なシステムだ。4m離れた位置から、自動車1台分の1900mm幅がピント範囲となり、20μmのキズも検知できる。見逃しや過検出を防止し、環境配慮しているだけでなく、正確な良否判定ができることで、信頼性や安全性に貢献している製品だ。