モノづくり推進シンポジウム 「入門 アクアポニックスセミナー」
その他- 開催日時
- 2023年8月21日
- 開催場所
- ウェブセミナー(Zoom)
◆開催趣旨◆
2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示が企画され、多くの注目を集めていますアクアポニックスとは水産養殖「Aquaculture」と水耕栽培「Hydroponics」を組み合わせた循環型生産システムで、植物工場の一形態です。21世紀中に危惧されています「水と食料問題」の解決に寄与する究極の循環型農業として期待されています。
そこで、「入門 アクアポニックスセミナー」と題してモノづくり日本会議にてセミナーを開催したく存じます。国内においてはこれから市場が開拓されていく分野と考えており、モノづくり日本会議として当会会員企業や産業界に広く発信する機会となることを企図しております。本企画はアクアポニックスをはじめとする植物工場について見識のある大阪府立大学名誉教授増田昇様に基調講演を頂いた後に、先進的な取り組みを行う企業や研究者の立場からもご講演頂き、シンポジウム形式で開催いたします。
◆開催概要◆
実施日程 2023年8月21日(月)
開催時間 14時00分~
開催方法 オンライン開催Zoom
参加料 無料
主 催 モノづくり日本会議
◆プログラム◆
14:00~15:00【基調講演】
2025年大阪・関西万博の大阪パビリオンに出典予定の「生命の器(地球儀型アクアポニックス)」を主題にアクアポニックスを考える
[概要]
増田 昇 氏
大阪府立大学名誉教授
[プロフィール]
1952年大阪に生まれ、77年に大阪府立大学大学院修士課程を修了する。大学院修了後、民間コンサルタンツの勤務を経て、85年には大阪府立大学農学部の助手に転職し、97年に教授になる。2015年から生命環境科学研究科の研究科長と植物工場研究センター長を兼務する。2017年3月に定年退官し、2021年3月までセンター長を務めた後、退任し、現在は大阪府立大学名誉教授であるとともに一般財団法人都市農地活用支援センター理事に就任している。
15:00~15:30
植物工場・陸上養殖からアクアポニックスへの展開
[概要]
アクアポニックスは、農業と水産業の垣根を超えた生産システムとしてここ数年に間に日本国内では注目が高まっている。
このアクアポニックスについて、我々がこれまで取組んできている植物工場およびこちらもアクアポニックス同様に近年新規参入企業が相次いでいる陸上養殖の視点から技術的課題や事業としての将来性について考察する。
1. アクアポニックスとは
2. 植物工場の現状
3. 陸上養殖の現状
4. アクアポニックスの技術
5. アクアポニックスの事例
6. アクアポニックスの事業性・将来性
[講師]
中村 謙治 氏
エスペックミック株式会社 フードテック事業部 本部長
[プロフィール]
1985年近畿大学農学部水産学科卒。同年タバイエスペック株式会社(現エスペック株式会社)、2001年より現職。その間、植物工場や陸上養殖の開発・事業化に携わる。
現在、植物工場普及振興会会長、一般社団法人日本植物工場産業協会理事、日本生物環境工学会理事などを務める。
15:30~16:00
「植物栽培と魚養殖の組合せにより水と化学肥料の使用を軽減できるアクアポニックス-人と環境に優しい資源循環型食料生産システム」
[概要]
北宅 善昭 氏
大阪公立大学植物工場研究センター長、特任教授、大阪府立大学(現・大阪公立大学)名誉教授
[プロフィール]
16:00~ 質疑応答
2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示が企画され、多くの注目を集めていますアクアポニックスとは水産養殖「Aquaculture」と水耕栽培「Hydroponics」を組み合わせた循環型生産システムで、植物工場の一形態です。21世紀中に危惧されています「水と食料問題」の解決に寄与する究極の循環型農業として期待されています。
そこで、「入門 アクアポニックスセミナー」と題してモノづくり日本会議にてセミナーを開催したく存じます。国内においてはこれから市場が開拓されていく分野と考えており、モノづくり日本会議として当会会員企業や産業界に広く発信する機会となることを企図しております。本企画はアクアポニックスをはじめとする植物工場について見識のある大阪府立大学名誉教授増田昇様に基調講演を頂いた後に、先進的な取り組みを行う企業や研究者の立場からもご講演頂き、シンポジウム形式で開催いたします。
◆開催概要◆
実施日程 2023年8月21日(月)
開催時間 14時00分~
開催方法 オンライン開催Zoom
参加料 無料
主 催 モノづくり日本会議
◆プログラム◆
14:00~15:00【基調講演】
2025年大阪・関西万博の大阪パビリオンに出典予定の「生命の器(地球儀型アクアポニックス)」を主題にアクアポニックスを考える
[概要]
アクアポニックスとは、水産養殖「Aquaculture」と水耕栽培「Hydroponics」を組み合わせた生産システムであり、21世紀の地球環境問題で喫緊の課題となる食料と水問題に対して一定の効果が期待される究極の循環型農業と言われている。まず、アクアポニックスの必要性の背景となる「我が国の農業の近年動向と課題」を解説し、特に、「植物工場を含む施設農業の動向とビジネス上の課題」を解説する。次いで、「アクアポニックスの基本的な考え方と仕組み」を解説し、近年の動向を若干整理する。最後に、大阪・関西万博の大阪パビリオンで出展予定の「生命の器(地球儀型アクアポニックス)」について詳しく解説し、今後のアクアポニックスの目指すべき方向性や課題を整理する。
[講師]増田 昇 氏
大阪府立大学名誉教授
[プロフィール]
1952年大阪に生まれ、77年に大阪府立大学大学院修士課程を修了する。大学院修了後、民間コンサルタンツの勤務を経て、85年には大阪府立大学農学部の助手に転職し、97年に教授になる。2015年から生命環境科学研究科の研究科長と植物工場研究センター長を兼務する。2017年3月に定年退官し、2021年3月までセンター長を務めた後、退任し、現在は大阪府立大学名誉教授であるとともに一般財団法人都市農地活用支援センター理事に就任している。
15:00~15:30
植物工場・陸上養殖からアクアポニックスへの展開
[概要]
アクアポニックスは、農業と水産業の垣根を超えた生産システムとしてここ数年に間に日本国内では注目が高まっている。
このアクアポニックスについて、我々がこれまで取組んできている植物工場およびこちらもアクアポニックス同様に近年新規参入企業が相次いでいる陸上養殖の視点から技術的課題や事業としての将来性について考察する。
1. アクアポニックスとは
2. 植物工場の現状
3. 陸上養殖の現状
4. アクアポニックスの技術
5. アクアポニックスの事例
6. アクアポニックスの事業性・将来性
[講師]
中村 謙治 氏
エスペックミック株式会社 フードテック事業部 本部長
[プロフィール]
1985年近畿大学農学部水産学科卒。同年タバイエスペック株式会社(現エスペック株式会社)、2001年より現職。その間、植物工場や陸上養殖の開発・事業化に携わる。
現在、植物工場普及振興会会長、一般社団法人日本植物工場産業協会理事、日本生物環境工学会理事などを務める。
15:30~16:00
「植物栽培と魚養殖の組合せにより水と化学肥料の使用を軽減できるアクアポニックス-人と環境に優しい資源循環型食料生産システム」
[概要]
食料生産における水利用効率の向上、農業生産における化学肥料使用量の削減など、持続的食料生産のための技術開発が喫緊の課題となっています。また水産業分野でも、高密度養殖に起因する天然水域への環境汚濁・汚染物質の排出、それに伴う汚泥の蓄積、低酸素水域や硫化水素等の有害物質発生が問題となっています。アクアポニックスは植物水耕栽培と魚養殖を組み合わせた生物生産システムです。水耕養液と養殖水を共有することで、魚の排泄物に含まれる溶存肥料成分は植物の肥料として再利用すると同時に、植物は養殖水の水質を浄化します。したがって、アクアポニックスは水や肥料成分などの物質の使用量を低減することにより、農水産分野における資源循環型の持続的食料生産システムとして、上記の問題解決への貢献が期待されています。
[講師]北宅 善昭 氏
大阪公立大学植物工場研究センター長、特任教授、大阪府立大学(現・大阪公立大学)名誉教授
[プロフィール]
1983年に大阪府立大学で農学博士を取得後、大阪府立大学、大阪公立大学で助教授、教授を経て、現在に至る。 この間、1991年から5年間、千葉大学園芸学部に助教授として勤務。 専門は{農業環境調節学}であり、施設園芸、植物工場、アクアポニックス、マングローブ生態系保全、宇宙閉鎖生態系生命維持システムなどの研究を続けている。
16:00~ 質疑応答