「PFAS規制への対応今後の見通し」

その他
開催日時
2023年12月7日
開催場所
オンラインセミナー(Zoom)
申込は締め切りました。

自然分解せずほぼ永久的に残る化合物であるPFASは段階的に規制がされ代替品の開発が進みます。化審法やストックホルム条約で今後さらに(PFOS・PFOA以外のPFASの)製造を規制する動きなど最新動向を踏まえ企業の具体的な事例をご紹介いただきます。まず、環境省の塚崎様に基調講演を頂いた後に企業講演として流機エンジニアリングとユーロフィン日本環境に登壇いただきます。

◆開催概要◆
開催日程:2023年12月7日 
開催時間:14:00~16:15(予定)
開催方法:Zoom
参 加 費:無料(事前登録制)
登録締め切り:先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。
主  催:日刊工業新聞社 モノづくり日本会議

 14:00~15:00 基調講演 
化学物質審査規制法に基づくPFAS規制等について
 
 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)による規制対象物質について検討を行う「残留性有機汚染物質検討委員会」(POPRC)の第19回会合が、2023年10月9日~同年10月13日、ローマ(イタリア)にて開催され、その中で、長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質について、リスク管理に関する評価及びPOPs条約上の位置付けについて検討し、適用除外を設けた上で、当該化学物質を廃絶対象物質(附属書A)に追加することにつき、COP12に勧告することが決定されました。
 
 本講演では、こういったPFAS規制の動きに関連し、
  • POPs条約の概要と経緯
  • POPRC19など、POPs条約に関する最近の状況
  • 化学物質審査規制法に基づくPFAS規制等
  • 海外動向の国内規制への反映のスケジュール
等について、解説いたします。
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塚崎 和佳子 氏
環境省
大臣官房環境保健部 環境保健企画管理課 化学物質審査室 課長補佐
<プロフィール>
2017年環境省入省。福島の環境再生、海洋環境保全、放射線モニタリング、省エネルギーな次世代通信の研究開発等に携わり、現在、化学物質審査室にて、化学物質審査規制法に基づく化学物質の審査・評価、POPs条約の対応等を行っている。

 15:00~15:30 講演1 
フィルターと機能性粉体を用いた処理法によるPFAS土壌・地下水の浄化技術

 
 地域によっては名水と呼ばれる「地下水」、地下資源の少ない日本の宝といえます。
この地下水で、微量でも有害性が指摘されている難分解性の有機フッ素化合物(PFAS)による汚染が顕在化しています。PFASによる地下水汚染を知ることの重要性は増しており、汚染は沖縄、大阪、東京、神奈川など全国で認められています。
 本セミナーは、地下水・土壌環境の保全、生物多様性をはじめとする自然環境の保全、化学物質の環境リスク評価・管理および環境の質の向上に係る技術を解説するものです。

1.フィルターと機能性粉体を用いたLFP法とはなにか?
2.なぜLFPが効果的なのか
3.開発の経緯 基礎技術FP法とPFAS水汚染浄化への地元の期待
4.粉体のハンドリングの煩雑さを解決した装置の特徴
5.機能性粉体の選択により様々な用途(畜産排水、蛍光浸透探傷液、CO2濃縮など)
に展開できるLFP
6.浄化技術の分類とLFP法の位置付け
7. PFAS地下水汚染浄化採用事例
8.他工法との組み合わせによる土壌浄化への展開
9.浄化設計実施の手順、現地での課題と解決策
おわりに
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山内 仁 氏
株式会社流機エンジニアリング 
アジアアフリカ環境ソリューション室 室長
<プロフィール>
国立弘前大学教育学部卒業、同大学院理学研究科(地質)修了。理学修士。専攻:地質学、堆積学、教育学。技術士(応用理学部門(地質)、総合技術監理部門)。
大手コンサルに所属していた1994年ニカラグア国マナグア市上水道整備計画基本設計調査(JICA)、1998年汚染土壌等復旧工事総括監理業務(環境省)に従事。エンバイオ・グループに所属していた2012年から中国での土壌汚染対策に従事。近年は操業中工場向けに診断から様々な環境対策(排気・排水・土壌・廃棄物・水資源活用)を提供する中国環境リスクソリューションを構築する。2021年2月より、現職。

 15:30~16:00 講演2 
国内外のPFAS動向について 
PFASの過去から現在、そして海外の動向から日本の今後を読み解く

 
昨今、国内でも耳にする機会が増えてきたPFAS(有機フッ素化合物)。世界中の毒性評価の結果、人体への悪影響があると現在判断され、国内外で規制検討、並びに調査・対策法の確立が進められております。
PFASはその性質から多くの産業に使われている物質ですが、どのような性質があり、どういった製品や箇所で使用されているか等の基本情報について解説し、現在の国内外の規制動向から将来的に皆様の事業や工場管理にどう影響し得るかについてまで、言及いたします。
 
 本講義では以下のような事項を取り上げます
 
・PFASについて
・PFASの用途
・PFAS汚染の事例
・PFASの人体への影響
・先行している欧米のPFAS規制動向
・日本国内のPFAS規制動向
・分析法や汚染発生時の対策技術の状況
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辻村 映彦 氏
ユーロフィン日本環境株式会社 
R&Dグループ Manager
<プロフィール>
2011年青山学院大学国際政治経済学部卒。同年株式会社ミスミグループ本社に入社し、FA機器の新商品開発や海外へのデータベース移管PJT等に従事。その後、IT業界で事業開発として新規事業・子会社の立ち上げ、資本提携業務に従事し、2018年からユーロフィンNDSC F&E株式会社に入社。現在はPFAS等の新規汚染物質について国内外を調査し、分析技術をいち早く確立することで、数多くの大手製造業からご依頼いただく。

 16:00~16:15 質疑応答 


 
申込は締め切りました。


 

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