製品概要
大容量データ伝送
コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴断層撮影措置(MRI)などの医用画像はデータ容量が大きく、安定的な遠隔通信が課題でしたが、「ViewSend」技術により、大容量データを劣化させずに伝送することを可能にしました。また、他社製システム・電子カルテとも連携でき、汎用性に優れています。
双方のパソコンに同じ医用画像を表示し、画面上のテレビ電話でやりとりをしながら、画像の拡大や患部をカーソルで示すことが可能で、遠隔地でもリアルタイムに相談できます。この技術は、もともと戦地の負傷状況を後方支援病院に伝送し、遠隔医療を支援するために開発された米国の軍事技術です。これに画像ファイリング機能(PACS)などを加えて現システムを完成しました。現在は国立病院など約100施設に導入しています。 |
製品概要
改修期間も短縮
格子状の遮へい材にガラスを組み合わせて採光と眺望を確保した磁気・電磁波シールドサッシです。患者に不安感やストレスを感じさせない明るく開放的な磁気共鳴断層撮影装置(MRI)検査室を実現します。また、MRIは大型機器で7‐10年ごとの機器更新時には従来、部屋そのものを造り替えるような工事が必要でしたが、格子状の遮へい材で構成するユニット形式にしたことで、改修費用と検査停止期間を最小限に抑えられます。
遮へい材は磁気シールド効果のある電磁鋼板を角筒状に加工し、その外側を電磁波シールド効果のあるアルミの覆ったものを積み上げ、両面からガラスで覆った構造です。採光・眺望の確保だけでなく、待合室側に設置すれば付添人が患者の様子を見られるようになります。 |
今年の健康・医療機器部品分野の特徴は、このように医療装置、医療システム、医療施設のそれぞれにおいて、ユニバーサルデザインとして高く評価できる案件が受賞したことでしょう。