【WEB開催】モノづくり力徹底強化検討会第3回勉強会「富岳:『アプリケーション・ファースト』の共同研究開発の重要性と、Society5.0に向けた発展」
関東- 開催日時
- 2020年8月20日 15:30
- 開催場所
- ウェブセミナー(Zoom)
■概要
「富岳」は理化学研究所(理研)と富士通の共同開発により2020年4月に試験的稼働が開始され、同6月にスーパーコンピューターのランキングでTOP500を含む四冠を史上初めて達成した。
だが、富岳はランキングを目標に設計されたことは一度もなく、約10年にも及ぶ日本の広範なHPC(高性能コンピューティング)コミュニティが参加した検討開始から設置完了に至るまで、常に「アプリケーション・ファースト」のコデザインが遂行されていた。特に、それらのアプリはSociety5.0における社会課題の幅広い新たな解決を目指しているものがほとんどで、また、計算手法としても、従来の第一原理的なシミュレーションだけでなく、ビッグデータの分析や、AI(人工知能)による経験則的な未来予測、さらにはそれらの統合的ソリューションなどを含んでいる。
富岳はこれらを駆動する全てのメトリックで世界一になっており、かつ、その性能を最大限ものづくりなどの環境で活用できるソフトウェアや運用体制の整備が行われている。
その成果はいち早く新型コロナウイルス対策の複数のプロジェクトで発揮されており、今後さまざまな産業界の多様な利用に適用されていくことが期待されている。
ディープラーニング(DL)を中心とした大規模AIの性能目安となるHPL-AIにおいて、2位となった米オークリッジ国立研究所(ORNL)の「Summit」を3倍近く引き離し、画像処理を含むAI分野において非常に大きな成果が期待される。
今回の講演会では、富岳における機械学習ライブラリーPyTorch(パイトーチ)などの最新の実装状況と、それに関連する理研計算科学研究センターにおける大規模AIや画像処理の研究例を紹介する。
「富岳」は理化学研究所(理研)と富士通の共同開発により2020年4月に試験的稼働が開始され、同6月にスーパーコンピューターのランキングでTOP500を含む四冠を史上初めて達成した。
だが、富岳はランキングを目標に設計されたことは一度もなく、約10年にも及ぶ日本の広範なHPC(高性能コンピューティング)コミュニティが参加した検討開始から設置完了に至るまで、常に「アプリケーション・ファースト」のコデザインが遂行されていた。特に、それらのアプリはSociety5.0における社会課題の幅広い新たな解決を目指しているものがほとんどで、また、計算手法としても、従来の第一原理的なシミュレーションだけでなく、ビッグデータの分析や、AI(人工知能)による経験則的な未来予測、さらにはそれらの統合的ソリューションなどを含んでいる。
富岳はこれらを駆動する全てのメトリックで世界一になっており、かつ、その性能を最大限ものづくりなどの環境で活用できるソフトウェアや運用体制の整備が行われている。
その成果はいち早く新型コロナウイルス対策の複数のプロジェクトで発揮されており、今後さまざまな産業界の多様な利用に適用されていくことが期待されている。
ディープラーニング(DL)を中心とした大規模AIの性能目安となるHPL-AIにおいて、2位となった米オークリッジ国立研究所(ORNL)の「Summit」を3倍近く引き離し、画像処理を含むAI分野において非常に大きな成果が期待される。
今回の講演会では、富岳における機械学習ライブラリーPyTorch(パイトーチ)などの最新の実装状況と、それに関連する理研計算科学研究センターにおける大規模AIや画像処理の研究例を紹介する。
日 時:2020年8月20日(木)15:30~17:00
対 象:モノづくり日本会議協賛会員限定
(会員リスト)https://www.cho-monodzukuri.jp/memberNW
定 員:300名(事前登録制)
参加料:無料
主 催:日刊工業新聞社、モノづくり日本会議
参加手法:参加登録された皆様には、ウェビナーにアクセスするためのURLを開催前日にメールにてお知らせします。
資料配布:あり(講演後の配布となります)
登録締め切り:8月19日(水)12:00
アーカイブ映像:こちらからごらんになれます。
■スケジュール、プログラム
<15:30~16:30>
1.講演
富岳:「アプリケーション・ファースト」の共同研究開発の重要性と
Society5.0に向けた発展
<16:30~17:00>
2.質疑応答
<15:30~16:30>
1.講演
富岳:「アプリケーション・ファースト」の共同研究開発の重要性と
Society5.0に向けた発展
<16:30~17:00>
2.質疑応答
本ウェブ講演会につきましては、モノづくり日本会議の協賛会員はじめ、無料でご参加いただけます。
さらに双方向での情報交換ができるよう質疑応答の時間もご用意します。参加者の皆様には事前もしくは講演中にご質問やご意見をウェブ会議システムのチャット機能を使って文章でお寄せいただき、講演後の質疑応答セッションで松岡様にご回答いただきます。
※事情によりスケジュールが変更される場合があります。
松岡 聡 氏
理化学研究所 計算科学研究センター (R-CCS) センター長
東京工業大学 特任教授
理化学研究所 計算科学研究センター (R-CCS) センター長
東京工業大学 特任教授
【講師略歴】
東京大学理学系研究科情報科学専攻、博士(理学、1993年)。
2001年より東京工業大学・学術国際情報センター教授。
2017年産総研・東工大RWBC-OILラボ長。
2018年より現職。東京工業大学・情報理工学院特任教授(兼職)。
専門は高性能計算機システム。スーパーコンピューターTSUBAMEシリーズの研究開発に携わり、省電力を含む数々の指標で世界のトップランクを獲得するとともに、超並列計算機の並列アルゴリズムやプログラミング、耐故障性、省電力化、ビッグデータやAIとの融合などの基礎研究に携わる。
米国計算機学会ACM フェロー(2009年)、ACM Gordon Bell賞(2011年)、文部科学大臣表彰(2013年)などを経て、2014年、スーパーコンピューター分野の最高峰賞であるIEEE Sidney Fernbach賞を日本人としては初めて受賞。
2018年、ACMが主催するHPDC国際学会のキャリア賞を受賞。
2020年には富士通と共同開発した「富岳」がスーパーコンピューターの性能ランキングであるTOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500 において世界初の四冠達成。未来社会「Society 5.0」の実現を目標とした国家プロジェクトの責任者として新型コロナ対策研究の富岳利用にも積極的に取り組んでいる。
■注意点
①本ウェビナーはZoomを利用して開催します。ご視聴の前に、最新バージョンへのアップデートをお願いします。
②参加申し込みされた皆様には、ウェビナーにアクセスするためのURLを開催前日にメールでお送りします。
①本ウェビナーはZoomを利用して開催します。ご視聴の前に、最新バージョンへのアップデートをお願いします。
②参加申し込みされた皆様には、ウェビナーにアクセスするためのURLを開催前日にメールでお送りします。