同時に複数の状態を取ることができる「量子」の不思議な性質を利用して、スーパーコンピューターをしのぐ超高速の計算処理を実現できるとされる量子コンピューター。もはや夢物語ではなく、本格的な応用、利用に向けて着々と研究開発および環境整備が進められています。ただし、量子コンピューターが拓く新世界に向け、未知なる問題を解決していくには指数的な計算能力が必要になります。そこで今回の勉強会では、量子コンピューターに取り組む意義および指数的な計算能力を出せる仕組みを日本IBMの森本様に解説いただきます。併せてIBMとパートナー企業との具体的な取り組みの例やロードマップについてもご紹介し、量子コンピューターが作り出すイノベーションの未来を展望します。
 

日　時：2020年8月25日（火）
プログラム：講演（16:00～17:00）
質疑応答（17:00～17:30）
対　象：モノづくり日本会議協賛会員
（会員リスト）https://www.cho-monodzukuri.jp/memberNW
定　員：300名（事前登録制）
参加料：無料
参加手法：参加登録された皆様には、ウェビナーにアクセスするためのURLを開催前日にメールにてお知らせします。
資料配布：あり
登録締め切り：8月24日（月）12:00
主　催：日刊工業新聞社、モノづくり日本会議
アーカイブ映像：こちらからご覧になれます。

本ウェブ講演会につきましては、モノづくり日本会議の協賛会員はじめ、無料でご参加いただけます。
さらに双方向での情報交換ができるよう質疑応答の時間もご用意します。
参加者の皆様には事前もしくは講演中にご質問やご意見をウェブ会議システムのチャット機能を使って文章でお寄せいただき、講演後の質疑応答セッションで森本様にご回答いただきます。
※事情によりスケジュールが変更される場合があります。

■講演者

森本 典繁（もりもと・のりしげ）氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 最高技術責任者 兼 研究開発担当

【講師略歴】
1987年入社後、メインフレームやPC用のCRT及び液晶ディスプレイの開発を担当。1995年、米マサチューセッツ工科大学（MIT）留学を経てIBM東京基礎研究所に転入し、以後、音声、画像、映像処理と著作権保護技術、モバイル・コンピューティングの研究プロジェクト・リーダなどを担当。
2004年にIBM Business Consulting出向、2006年に米IBMワトソン研究所赴任を経て、2009年にIBM東京基礎研究所所長。2015年にIBM Asia Pacificに転出しChief Technology Officerを担当し、2017年より執行役員研究開発担当、2020年7月より最高技術責任者を兼務。