「第13回/2016年“超”モノづくり部品大賞」の贈賞式は2016年11月30日、東京・西新宿のヒルトン東京で開催しました。応募70件のうち、38件・39社に各賞を贈りました。
部品大賞にはノリタケカンパニーリミテドの「カーボンフリー燃料の直接供給型燃料電池用部品『セラミックスセル』および『封止ガラス』」が輝きました。モノづくり日本会議 共同議長賞には日本発条の「自動車用薄型サスペンションシート」、ものづくり生命文明機構 理事長賞には鈴木油脂工業の「業務用油汚れ手洗い洗剤 クイックメルティ」、日本力(にっぽんぶらんど)賞にはフォトロンと日立製作所(低被ばく化X線透視診断装置向け動画処理モジュール)の2件を選出しました。各分野の部品賞は「機械」7件、「電気・電子」3件、「自動車」3件、「環境関連」3件、「健康・バイオ・医療機器」3件、「生活関連」4件の計23件。奨励賞として10件を選びました。
受賞者を代表してノリタケカンパニーリミテドの永田滉執行役員開発・技術本部長が「112年前に食器事業からスタートしたセラミックスの技術をベースに、次世代の環境に向けた取り組みを評価いただいたものと思います。この受賞は燃料電池、セラミックスに関係する企業と、若い技術者の励みになります。今回受賞した各社一同、それぞれの得意分野に磨きをかけ、人と地球のよりよい将来に向けてまい進してまいります」と抱負を述べました。
また、本賞の審査アドバイザーを代表して、小口泰平芝浦工業大学名誉学長が「審査を通じ、伝統を重んじながらも、柔軟に、果敢に困難な目標にチャレンジするプロフェッショナルの熱い思いを強く感じました。他の部門やユーザーとすり合わせながら完成させていく日本ならではの英知に今後も期待します」と、講評とともに産業界の今後の活躍にエールを送りました。
なお会場では、大賞、モノづくり日本会議 共同議長賞、ものづくり生命文明機構 理事長賞を受賞した3部品について、その機能・特徴や開発にまつわるエピソードを紹介する映像を上映しました。